最新作『無人地帯 No Man's Zone』(2012)
〜福島第一原発事故、失われゆく風景、そこに生きて来た人々〜
第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品
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12/12/2007

みなさまのNHK?

本日午後に、衆院の厚生労働委員会で、昨日の厚生労働省発表についての質疑が行われる…というか、行われているはずである。民主党の長妻議員が舛添大臣を問いつめる姿が期待されるわけだが、ところがNHKサマは今日は国会中継をやっていない。このテの生中継マニアとしてはとても寂しい。

民放や新聞報道では約1985万件は名寄せが困難で、そのうち975万件がほぼ見込みなし、と厚労相発表を伝え、見出し語には1985万、「消えた年金」5000万のほぼ4割という言い方を使っているのだが、これがNHKのニュースだと975万件のほぼ見込みなしぶんにのみの言及だ。少しでも政府の悪い印象を目減りさせようという涙ぐましい努力なわけだが(アホくさ)、嘘つき町村(…ていうか、この人の最近の日々の発言はそもそも日本語としておかしく、まったく筋が通っていない)が「7月から政府与党の方針は変わっていない」と会見で発言したことを、なんの論評もなしに報じている。そもそもその会見自体、ニュースとしての価値がまるでないでしょうに。無視すりゃいい、こんなもの。

もちろん『消えた年金』の件が政府与党にとって恐ろしく不利なのは誰が見ても分かることだ。方針が変わってないって、選挙の公約で「美しい国、日本」の前首相が「最後の一人まで」「自民党が責任を持って」と言ってたでしょうに。責任をとろうにもどうしようもない、「誰が大臣をやっても同じ」と舛添大臣が言っているが、一つ大きな違いがある。まともに知能があって誠意がある政治家なら、最初から名寄せ作業が極めて困難なのは分かってたはずで(だって誰が考えても「そりゃ無理だろう?」と思うはず)、だからあんないい加減なこと言いませんよ。「選挙だったから」って、あのねぇ…。今更になって「結婚で姓が変わった人は申し出て欲しい」と「国民の協力を求め」られたって、最初から言えって。

それにつけても「皆様のNHK」である。当然国会中継をやらなきゃいけない時間に、NHKサマは自局の番組PRのためにタッキーのトークをやっている。新年にタッキーが長谷川一夫の当り役『雪之丞変化』をNHKでリメイクするそうだが、今更なんで『雪之丞変化』? それくらいなら市川崑の傑作おフザケ映画版を放映せいって言うのは兎も角、とにかくアホとしか言いようがない。皆様の年金が消えちまうんだぜ。年金が頼りの高齢者はどうするんだ? 「わからないものはわからない」じゃ済まない問題を、国会で議論しているその時に。

そうでなくたって、だいたい「皆様の受信料」の「公共放送」がなにを考えて自分のところの宣伝を皆様の受信料を使ってやってるのか自体、すでに意味が分からない。そんなもん自分のところの宣伝費で賄えっていうの。で、そもそもその宣伝費だって『皆様の受信料』、NHKが自分のために使っていいお金ではなく、あくまで放送を通じて公共に貢献するためのお金である。

その上、この政府与党に不利なことはなるべく報道しないという姿勢である。「公共放送」ということを完璧に勘違いしているNHKに、受信料なんて払う義務があるんだろうか? 「自民党に金をもらえばいいじゃん」とでも言って督促を追い返してやろうか? 自民党はちゃんと政党交付金を得てるんだし、なんで我々の払ってる受信料で自民党の広報活動をやってるわけ? だいたい、それって放送法違反だろうが。

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