「別無工夫」日記 by toshi fujiwara

題名は室町時代の禅僧・夢窓疎石の言葉で「別に工夫なし」。ここはそんな境地にいつか到達したい、日本ではまだ有名でない映画監督・藤原敏史が勝手に愚痴ってるブログです

8/04/2014

ガザの本当の戦争はイメージの戦場で行われ、SNS上の欺瞞のなかで勝敗がついている

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今回のイスラエル国防軍(以下IDF)とガザを支配するハマス軍事部門の戦争は、ほんとうはなんのための戦争だったのだろうか? イスラエルが相当の数のパレスティナ人を殺傷し、爆撃の下に逃げ惑わせていることを批判するのは重要だが、なぜ戦争になったのか、対立のコンテクストや前...
8/01/2014

パレスティナ人が支援されるためには、殺されなければならないのか?

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  パヴェル・ウォルバーグ 撮影、イスラエル軍から釈放され家に戻るパレスティナ人 ジェニン近郊、2002年 イスラエル国防軍(以下IDF)がガザ地区攻撃を始めてから、すでに三週間ほどになる。比較的久々の、何年かぶりの戦争は、当初はいつもどおりせいぜい一週間かもう少し程...
7/18/2014

議論が出来ない国会の「集団的自衛権」論議

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そもそも安倍晋三政権が「集団的自衛権」の議論だと言って来た「解釈改憲(なんて 法治国家ではあり得ない倒錯 だが)」は、フタを開けてみれば 集団的自衛権の話ではなかった 。 今はもうこのことを、はっきりさせた方がいい。 自衛権行使の新三要件が閣議決定される前から、憲法学...
7/11/2014

「反対する理由」について

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ここ三回に渡って いわゆる「集団的自衛権」を巡る論議(では実はない) について書いて来たが、ここで筆者がなぜ安倍の自衛権の行使に関する閣議決定に反対するのかの理由を、念のため明記しておく。 ①まず、戦後の日本が(時に狡猾な偽善であったとしても)守り通して来た平和主義...
7/09/2014

「集団的自衛権」と言う話自体が欺瞞だった

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すでに この前のエントリー で言及はしていることだが(いや その前から 言っているか)、長文のなかであまり目立たないのかも知れないので、今回の安倍政権による閣議決定の重大な欺瞞を、あらためて指摘しておく。 今回の閣議決定で決まったことの本当の内容は、「集団的自衛権の容認」...
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藤原敏史 Toshi Fujiwara 【映画作家】
2006 ぼくらはもう帰れない We Can't Go Home Again 2007 映画は生き物の記録であるー土本典昭の仕事 2008 フェンス FENCE 2011 無人地帯 No Man's Zone
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