最新作『無人地帯 No Man's Zone』(2012)
〜福島第一原発事故、失われゆく風景、そこに生きて来た人々〜
第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品
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11/18/2008

次期米大統領インタビュー


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TV報道などですでに話題の、CBSの60minutesのオバマ夫妻インタビューです。ちゃんと選挙キャンペーンのウェブサイトにすぐにアップしている素早さがすごい。まあ政治の話題ではたいした内容でもなく、経済危機について「イデオロギーにこだわらない」といささか八方美人な発言ですが。むしろ夫人の登場でホワイトハウスへの引っ越しの話とか子育ての話題で気さくな人間性を強調してるところが、いかにもアメリカ政治ということか。

子育ての話題もふんだんなのに、入ってるCMがバイアグラってのは、笑っちゃう(子どもに見せられないよねぇ)。

一方、なにも進まない日本政治はどうなっちゃってるのか? まあテレ朝世論調査で支持率30パーセントを切ってしまったなかで、本来やらなきゃにっちもさっちも行かないことをやるわけにも、自民党としてはいかないんでしょうが。でも解散総選挙する以外に、もうなにもできないでしょうに。そりゃ惨敗は避けられないとは言っても、現に選挙向け総裁として選んだはずの麻生サンでかえってこうなってしまえば、まだ福田サンでやったほうがマシだったんじゃないんですか?

経済危機って、それこそ素早く対応するかどうかが決め手なんですが…。上記の世論調査もちょっと分からないのが、麻生政権にダメ出ししておきながら、総選挙は来年度予算成立後の来春が最多数になってます。じゃあ支持できない政権が国会運営もロクにできないまま、来年度予算どころか鳴り物入りの二次補正予算を国会に提出もできないまま、放置しておこうということなんでしょうか?

Yes We CanにChangeのかけ声だけで経済危機を打開できるとなんとなく思ってるみたいなアメリカ合衆国国民の楽天的な楽観主義もちょっと凄いとは思うのだが、文句は言いながらも変化は恐れる日本人というのも、それはそれで八方ふさがりに自分たちを追い込むだけな気がしますが。結局、2005年の総選挙の時以来、変えさせる振りだけで自分が変わる気なんてまったくない日本人全体の集合的臆病さがバックファイアし続けているだけにも、思えてしまう。

小沢民主党代表が麻生との党首会談で、給油継続法案などの審議拒否を持ち出したことにしたり顔で批判する向きも多いようだが、「駆け引きはいやらしい」という潔癖性も分からないではないとはいえ、そもそも解散もしないし国会会期延長もやりたくなく、評判が悪いから定額給付金を含む補正予算案も出さないという自民党がおかしいわけで、常識で考えればとっくに解散してなければいけないはずなのだ。なにもできなくてもただ与党というポジション、なにもできないというのにただ総理という地位に固執しているだけの現政権がおかしいわけで、これぐらいの豪速球でも突きつけなければ…ってところが、それを突きつけられてものらりくらりの麻生政権っていったい…。前二首相は政権投げ出しで不評を買ったが、もっと無責任があり得たこと自体が想定外といえば想定外。

解散権は確かに総理にあるのだが、こうなると究極の開き直りでしかない。だが一方で上記の「総選挙は予算成立後」36%という数字も、「経済危機の現在に政治空白」という与党のプロパガンダに騙されているだけなのか、現に鳴り物入りで二次補正予算案を総理自らの会見で表明しても、株価だってまったく好転しないではないですか。好転するわけがない。麻生政権はなにもやってないで文字通り政治空白、給付金をめぐる閣内の意思不統一でますます空転し、景気対策は日銀が元々低かった金利を焼け石の水のように微減しただけなのだから。

1 件のコメント:

  1. 補足:ちなみにバラク・オバマ次期大統領自身は、このインタビューでも、勝利演説でも、「これから先に多くの困難がある」とは繰り返し明言してますが。だからこそ「Yes, we can」という理屈であって。

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