2/27/2009
カール・マルクス「資本論」第一巻(演劇です)
今年のフェスティバル/トーキョーの開幕公演で、なんと「資本論」の演劇舞台化というので好奇心だけで見に行く。エイゼンシュテインも「資本論」の映画化を企画してシナリオも書いているらしいが。
好奇心で見に行ったのが本気でおもしろかった。出演者は本物のマル経学者に革命家にマルクス翻訳者にエリツィン自伝翻訳者に…詐欺師にギャンブル中毒者まで全員素人ですが説得力たっぷり、でありながら深刻なわけでもなく2時間半近い長丁場ですがシャープでとぼけたアイロニーにかなり笑いっぱなし。とくに詐欺師の話は、笑っちゃいけないけどつい笑っちゃう(要するに金融資本主義の本質ってねずみ講詐欺とギャンブルですから、というのも含めて)。今度の日曜まであと4回公演があるので、ぜひお薦めです。
詳細はこちら:http://festival-tokyo.jp/program/capital/index.html
このフェスティバルでは来週には友人の高山明さんによるイエリネクの『雲。家』の日本語舞台版も再演されます。これは初演時に見せてもらって、今回はこんな解説を書かせてもらいました。こちらもお薦め。
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