最新作『無人地帯 No Man's Zone』(2012)
〜福島第一原発事故、失われゆく風景、そこに生きて来た人々〜
第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品

7/06/2009

耳の痛い話…

なんとなく、久しぶりに、もう12年前に山形映画祭で取材したフレデリック・ワイズマンとロバート・クレイマーの対談を再読。いろいろ含蓄の深い発言が連発なのでお薦めなんですが、ワイズマン先生からはもの凄くワイズなお言葉が…



http://www.yidff.jp/docbox/12/box12-1.html

私が大学に行っていたころは誰もが小説家になりたがっていたのが、今では皆が映画を作りたがっている。そこから偉大な映画作家がたくさん生まれてくると期待することには、かつて偉大な小説家がたくさん生まれてくるはずだと考えたのと同様、なんの根拠もない。別に意地悪を言うつもりはないんだが、経験からしてそうとしか思えないんだ。

私から見るとテクノロジーの方はそう複雑ではない─問題はそのテクノロジーを使って何をするか、アイディアの、考えることの問題だ。これは何でも同じだろう、映画作家に限った話ではない。医者でも、弁護士でも、ビジネスマンでも、なんでもね。


そうですね、はい…。現にそうはなっていないわけだし…。

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